黒岩重吾の原作「夫は見た」の映画化で、増村保造=若尾文子コンビの代表作。 株式課長を務める誠造(川崎)は、何者かによって会社の株が買占められようとしていることに頭を悩ませていた。そんな夫に不満を抱く妻の那美子(若尾)は、クラブの経営者・健一郎(田宮)と知り合う。彼こそが夫の会社の乗っ取りを企む張本人で・・・。